2008-09-30 Tue 12:18
最近やっている調べものというのは『星のふるさと』とその著者鈴木壽壽子さんについてだ。今回は観測界デビューとなった「6cm屈折望遠鏡による火星スケッチ」が世に出たときの事。
![]() ![]() 鈴木壽壽子さんは25点のスケッチを提出されその中から4点が掲載された(右)。佐伯先生はこれに最も長い講評を付けられ、かつ正の評価ばかり。末尾に感動の気持ちを露にしその衝撃の大きさを表明されている(→講評)。(上のスケッチの現物はカラーです)との但し書きが印刷されているが、確かに今となるとカラー印刷でないのが残念だ。 付け足しで申し訳ないが、鈴木さんの下に掲載されている松田勝己さんの観測も、その正確さ、ていねいさ、素直さが高く評価されている。 [写真は『月刊天文ガイド』1971年10月号より] |
2008-09-29 Mon 17:45
9月も終わろうとしているのにちっとも天気が安定せず雨ばかり。やること無いので妄想の続き。
![]() けど、高エネルギー加速器によって生成されたブラックホールが成長しその星が飲み込まれてしまうという、星新一顔負けのブラックジョーク的シナリオは案外宇宙のあちこちで起こっている普遍的事実なのかもしれないという考えが直後に飛来した。 というのは、なぜこの広い宇宙の中に知的生命の存在がまったく見つかっていないのか?まだ観測能力が低いという解釈もあるが、知的生命の行き着くところは高エネルギー加速器によるブラックホール生成と直後の消滅というのが当たり相場なのかもしれない。遠方の知的生命の住む星まで届く強力な電波を発信できる程度の技術力を獲得したと思う間もなく100年もしないうちにブラックホール生成が可能な高エネルギー加速器建設まで到達し自滅してしまうのかも。 まぁ、LHCはさっそく9月21日に発生した不具合の影響で実験再開は来春以降になるらしく、自滅も先送りされてとりあえずやれやれではある。 |
2008-09-28 Sun 06:25
![]() 昨年、33年ぶりに天文復帰した際、すぐに『東亜天文学会』へ入会した。入会して感じたのは高齢者が多い事。星の世界、『東亜天文学会』に限らずどこへ行ってもそういう傾向だと言う事はすぐに分かったのだが。会報の『天界』も古風な印象だった。しかし、その後購入し始めてしまった商業天文雑誌の内容の希薄さに比べると、古風ではあるが読んで面白い記事が多い。この事については最近入会されたほくとさんも書かれている。→『星空寄り道散歩道』9月4日記事「天界」 |
2008-09-27 Sat 00:03
最近の調べものから。
![]() ![]() 鈴木壽壽子さんと『星のふるさと』が37年の時を越えて私の元までやってきたその発端がこの小さな記事だったかと思うとなんとも不思議な感じがしてくる。 [写真は『月刊天文ガイド』1971年10月号より] |
2008-09-26 Fri 00:05
双眼鏡のくもり対策、最初の記事「双眼鏡が曇る」が昨年の3月28日だからすでに1年6ヶ月にも及ぶ一大ミッションになっている。
![]() 結論を言うと、ケンコー「光学レンズ専用くもり防止剤」にも期待した効果が得られなかった。5月頃は10秒以上双眼鏡を目に当てていられる幸せを感じたのだが、機材が冷える9月になってからは元の木阿弥。本当の解決編はまたもや先延ばしだ。 これまでの関連記事一覧: 双眼鏡が曇る 双眼鏡の接眼レンズの曇り問題 解決編 [実はちっとも解決していなかった] 接眼レンズの曇り 接眼レンズの曇り対策 接眼目当編(その1) [その2以降はない、念のため] 接眼レンズの曇り対策 くもり防止剤編 接眼レンズの曇り対策 これまでの経過報告編 [本記事] |
2008-09-22 Mon 12:03
『月刊天文ガイド』はいつ創刊されたのか。
![]() (2)ところが、ひろさんの『徒然なるままに』7月29日の本文には「1964年11月号が創刊号で、~」とある。あれあれ、あの写真は創刊号の写真ではないのかな? (3)そこへ昨日のやまのんさんのコメントがまたまた謎に謎を加えてくれた。創刊号の表紙は「土星」だったと言われる。1965年7月号の表紙は金星と月と木星と思われるからこれではないということになる。 (4)さらにugemさんから「1974年7月号で丁度創刊十周年記念だった」とコメントをいただく。もう、どうなってるの? 以上のように情報が錯綜している。こうなったら創刊号から持っているももさんに正解を教えて貰うしかないな。よろしく。 |
2008-09-21 Sun 21:25
![]() [写真は今日見つけ出した最も古い2冊] |
2008-09-20 Sat 20:21
小中学生の頃、「趣味は天体観測」と言ったり言われたりするのが嫌だった。天体望遠鏡で星を見たり写真を撮ったりはするけれど、それは観測ではないと思っていたからだ。「観測」と言うからには科学的データの収集でなくてはならないと子供ながらに厳密に分けて考えていたようだ。
![]() 現在細々とやっている変光星観測。「観測」に値する科学的データを収集・提供できているか、常に自分に問いかけつつ夜空を見上げている(つもり)。 全然別の話題だが、晏次郎さんの最新記事「こんな時の為に」で我がTS-65Pなど「チビ機材」が復権しているのが実はこっそり嬉しかったりして。 |
2008-09-19 Fri 14:32
![]() [『月刊天文ガイド』創刊号の写真:ひろさんのブログ『徒然なるままに』2008/7/29(火)よりお借りしました。おおお、初めて見ました創刊号。] |
2008-09-18 Thu 18:05
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2008-09-17 Wed 21:42
![]() あの記事で紹介した『変光星観測室』の管理人さんはその後無事入手できた様だが、ひょんなことから最近私の手元にも舞い込んできた。先日の北陸旅行でお世話になった山中温泉のastro_calendarさんが「自分は使わないので」と送ってくださったのだ。 昭和45年(1970)、当時中学生だった自分もこの本を持ってはいたが、そのころ変光星観測は難しく感じられて、ときどき本棚から取り出してはパラパラめくってはまた本棚へ戻すということを何度となく繰り返していた。中学生の自分には敷居が高く感じられた変光星観測が、天文壮年として復帰後の自分にはもっとも始め易そうに感じられた観測だったとは不思議なことだ(ugemさんの勧誘のお陰かな)。 さて、この変光星図が現在使えるものかどうかは後で調べるとして、変光星観測ガイド部分は当時を回顧する読み物として楽しめそうだ。特に、佐久間精一氏の「変光星観測のはじめ」はサブタイトルが「これから変光星の観測をはじめる人のために、観測法のすべてについて案内します」となっていることからも分かるように、日本の変光星観測者数が欧米に比べ少ないことを憂いて、若い観測者のやる気を高めようとの思いが伝わってくる文章だ。筆記具の選び方、懐中電灯の使い方、科学的観測者としての心構えなどなど、基礎の基礎からの解説は当時どのあたりの世代へ向けて書かれたものなのか想像に難くない。 AAVSOの変光星図で思い出したが、本家AAVSOの変光星図を買おうと昨年8月に入金したが今に至るまで送ってこない。金返してくれ~!→『AAVSO Variable Star Atlas』が届かない |
2008-09-16 Tue 17:57
![]() たくさんの鏡筒を満遍なく使ってきた晏次郎さんだが少し前から方針に変化が生じている。それについては私の8月25日の記事で紹介した。現在は3つの鏡筒が選ばれている。さて、晏次郎さんが選んだ鏡筒とは?それらについては今回の「楽ちんになった(^^)」という記事にあります。それにしてもEM-200って軽いんですか?よほどJP架台は重いのですね。 すでに冬期並の防寒での観望とのこと、北海道の短い夏は終わったようですね。 [今回も晏次郎さんの主力機TOA-130+自作三脚の写真をお借りしました] ![]() |
2008-09-15 Mon 23:23
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2008-09-14 Sun 21:02
![]() では、この大きさのエネルギーが空間の一点に発生するとブラックホールが生まれて地球を吸い込んでしまうものなのか。 ![]() [右図はWikipedia宇宙線より] ![]() |
2008-09-11 Thu 20:20
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2008-09-10 Wed 23:39
昼間は雲が出ていたが、夜になったら快晴。ついにパターンが逆転か。この調子をキープしてほしい。
今夜の観測: さそり座新星(V1039 Sco) ![]() 33年ぶりに増光したCI Cyg ![]() その他はいつもの奴ら。R Sct5.8等、P Cyg4.7等。 |
2008-09-07 Sun 23:36
![]() ![]() 今夜の観測:今夜は雨の予報だったはずだが星が出ている。夏の大三角は西へ傾きペガススの四角が天頂に来ている。東にはプレアデスも見えてきた。ということは、ミラ(οCet)が見えるはず。P Cyg4.9等、οCet9.3等。あれれ、他の人はもっと暗く見ているみたいだけど。 |
2008-09-06 Sat 21:07
カタログといえば、子供の頃はカタログ少年だった。『月刊天文ガイド』そのものがカタログみたいなものだったが、メーカーや機材会社へも郵送でカタログを請求した。ほとんどが有料で切手代用可だったので、家の買い置き切手がどんどん無くなった。そのうちに、望遠鏡機材のカタログが次々に送られて来て親にバレて叱られた。
![]() そうそう天体望遠鏡カタログといえばガラクマさんの『昔欲しかった天体望遠鏡』>「レトロ望遠鏡資料館」がすばらしい充実度。懐かしいカタログが展示されている。 |
2008-09-04 Thu 21:17
![]() 関連記事→ まぁしいさんの『真鍋星見小屋通信』月報2008年8月(完報)■8/30 自分が選んだ機種が「名機」と評価されていれば悪い気はしないものだが、反対に「迷機」に入っていたりしたら、「悔しい思いをしたのは自分だけではなかったのか」と三十数年来消えることの無かった心の傷が少し癒されるのかも。 |
2008-09-03 Wed 22:01
昨夜は星空を目にして、ほくとさんは「晴天に光っているのは何星だったか、にわかには思い出せないくらい久しぶりの晴れ。」と言い、meinekoさんも「こう久しぶりだと、何をしていいのやら、すぐには感覚がつかめません(w」と言う。私も撮った写真はピンぼけの全滅で成果無しだった。
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2008-09-02 Tue 23:23
8月の晴天日数
__________昨年___今年_ すごい星空! 1夜 0夜 4等星が見える 11夜 4夜 1等星は見える 7夜 5夜 昨年の8月は快夜のペルセウス座流星群を始め10日以上も星見を楽しめたというのに、今年はなんとまともに星が見えた日はたったの4日。星見に関しては忍耐の日々がまだまだ続きそうだ。 今夜の観測:雲はあるものの、久しぶりにまともな星空になった。旅疲れのため変光星はいつもの二つだけ。P Cyg4.9等、R Sct5.4等。星野写真を写すが全てピンぼけ。最初にきっちりあわせたのだが、ピントのヘリコイドが軽いため何かの拍子に回転してしまったようだ。 |
2008-09-01 Mon 22:34
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| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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