2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
星を迎えられる夜をただ待つのみ
2008-08-26 Tue 18:56
この前中井さんにも「最近の関東の天気は壊滅的ですね」と言われてしまったが、最近だけでなく春以降ずっと壊滅的なんですと言いたい。それなのに毎日なんでネタが見つかるのか自分でも不思議。

080826.jpg 今日8月26日は本田実氏の命日だ。最近、鈴木壽壽子さんのことがきっかけでお知り合いになった広島のS氏からご自身が1991~92年に新聞に41回連載された本田実物語『星のハンター』のコピーを頂いた。ジュニア向けに書かれた文体は分かりやすく読みやすく雨の休日の昼下がりの読書に打ってつけだった。連載の最終回に紹介されていた本田実氏の文章が心に残った。
 あれやこれや、夜毎空が晴れて山小屋の屋根をあけると、星のほうでそこに待っていてくれる。
 なにもしつらえなくても星のほうで待っていてくれるなんて、なんともったいないことか。
 (中略)
 悠久の空にある星々や彗星や新星にものを尋ねる、このことさえも謙虚さを欠き、思い上がりにもおもえるのに、今夜も次々と星は昇り、わが山小屋を訪れてくれる……。迎えるのは、たった一人だと言うのに。
[1990年本田実氏が亡くなられる少し前に書き残された文章より]
昇り来る星をただ迎えるのみの心境か。今の自分の心境は差し詰め「星を迎えられる夜をただ待つのみ」と言ったところ。
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