
1975年に中島みゆきが『時代』で世界歌謡祭グランプリを獲ったときをリアルタイムでは知らなかったのが今となってはちょい残念だが(浪人中でそれどころではなかった)、それでも3枚目のアルバム『あ・り・が・と・う』(77年)以来だからかなり初期からのファンではある。たいして熱心なファンでもないので曲を全部知っているわけでもないし、アルバムを全部持っているわけでもないし、『夜会』のチケットを必死に手に入れようとも思わなかったし、オールナイトニッポンを聞いていたわけでもない。近頃は熱狂的なファンもいるようなので私なんかファンともいえないかもしれない。まぁ、それでも同じ時代に生きる者として彼女の詩を読む(歌に乗せて聞く)ことができたことは幸せだったと感じることが度々ある。これまでに彼女の詩の持つ言葉の力に力づけてもらったことが幾度あったことか、、、。
中島みゆきの曲の中には夜空や星や宇宙を歌った歌詞がけっこうあるような気がしてそれらを思い出そうとしながらそんなことを考えた。