
Holmes彗星(17P/Holmes)はいまだに5.7等ほどの明るさを保っているようだが、さすがに淡くなった上にぎょしゃ座とともに西の低空へ移り、最近は写真を公開する人もすっかり少なくなった。[左図:
『吉田誠一のホームページ』より引用させていただいたここ数ヶ月のホームズ彗星の運行図]
2007年初めの
McNaught彗星(C/2006 P1)は世紀の大彗星の名に相応しく華麗なる姿を人びとの記憶の中に残し、その発見者Robert H. McNaught氏を天文界の大スターにして飛び去って行った。

このホームズ彗星はあのような派手さこそ無かったが、厚い雲を透してでも、明るい月の隣にあってでも、肉眼でもその存在を簡単に見つけられ、コンデジでもた易く写り、延々5ヶ月以上に渡って私たちを楽しませてくれた。こんな彗星の出現はやはり希有な出来事として、2007年10月末から2008年春の時期に夜空を見上げていた人びとの記憶の中に共通の思い出としていつまでも残ることだろう。
[右写真:覚えていますか、最初は黄金虫の様だったホームズ彗星]
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かすてんのホームズ彗星アルバム★ 『月刊天文ガイド』7月号に彗星会議に出席するために来日したマックノート氏の記事が載っている。