2008-05-26 Mon 00:20
![]() 今から28年前の1980年3月、関西学院大学天文サークルの4、3、2年生トリオが、生協主催の春の自由ツアーを行き帰りに利用して、ニュージーランド国内を星を求めて走り回る一部始終を紹介した旅行記。4年生のKさんはTS-65Pにカメラ3台同架のかなりヘビーなシステム、3年生のYさんはスケッチをメインに200mmのシュミカセ(セレストロン8)、2年生のTさんはカメラ1台をTS-40Hに同架の軽快システム。当時はまだ海外へ星見や撮影に行くことが一般化していない頃で、日本とは違う常識や習慣などの紹介記事はその後に続く人たちへの良き指針になったと思う。また、私と同世代の3人組の道中の様子にはあの時代の雰囲気が溢れていて懐かしさいっぱいだ。 本書は合本の体裁をとっていて、後ろ半分はフリーカメラマン藤塚晴夫氏による「南太平洋旅行案内」で、きっと当時はほとんど情報が無かったと思われる各国の事情(星見の情報というわけではない)を簡潔にまとめてある。 こんな旅が出来る年齢に帰れるものなら帰りたいですね、カノープスさん!そうなんです、この旅をして本書を執筆されたお一人Kさんとは『星を見るための別荘』のカノープスさんだったんです。ugemさん、よくぞ気づいてくれました。 |
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
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