昨夜は久しぶりに宵の内晴れたのだが、透明度が悪い上に月齢10の月もあり30分かけて変光星1個観測するのがやっとだった。

今夜は地元自治体の公民館講座として行われる星空観望会のお手伝いに行って来た。夕方からだんだん雲が増えて空模様が怪しくなって来たが、それでもとにかく行ってみる。
開始時刻には薄雲はあるものの月、土星は肉眼でも見えている。急激な雲の到来さえ無ければなんとかなりそう。

まずは月齢11の月から。参加者のみなさんが一通り観望し終わったところでデジカメの手持ちコリメートでパチリ。
次は土星。今夜は薄雲こそ掛かっているが惑星像が揺らぐことも無くすばらしいシーイング。TOA150で333倍にして見る土星はすばらしく、参加者のみなさんから次々に歓声が上がる。さすが観望会の大スター土星の面目躍如といったところ。これも手持ちコリメートで記念撮影パチリ。土星本体の縞、カッシーニ空隙も辛うじて写った。

3つ目は火星。さすがに地球から離れてしまって小さな橙色の点にしか見えない。土星を見た後のため参加者のみなさんも「なんと言って良いものやら」と感想を言い難そう。
最後は再び土星へ戻って心ゆくまで眺めてもらう。
ここまで約1時間30分。天気を心配しながら始まった観望会だったが終わってみると最高の土星日和になっていた。タカハシのμ300、TOA150クラスになれば少々の雲を透してでも月や明るい惑星の観望くらいこなしてしまえる。で、帰宅すると雲が増えていて私の望遠鏡ではとてもこなせないので観測は無し。