2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
TOAST始動の夜
2008-03-19 Wed 00:00
月齢10.4、その上うす曇り、空が真っ白でやる気出ない、なんて今夜は言ってられないのだ。待ちに待ったTOAST試運転の夜がやってきた。まずは変光星を済ませておこうと思ったが手持ち双眼鏡では何も見えない。うす雲で月もぼんやりしている。変光星観測は飛ばしてさっそくTOASTに取りかかる。

0803183.jpg(1)セッティング:三脚、カメラ雲台、微動雲台、TOAST、自由雲台、カメラの順で連結。
(2)極軸合わせ:カメラを乗せた時にそこでまた誤差が生じそうなので、先にカメラを乗せてみた。ポーラファインダーの使い勝手はまずまず。指標になる星がよく見えないので取りあえず簡易的なレベルの極軸合わせをしておく。
0803185.jpg(3)スイッチ:電源スイッチと追尾モード(星野星景)切り替えスイッチの2つだけ(北半球南半球切り替えディップスイッチは触れないように穴の奥にあるが、ともかく私には無縁)。
(4)撮影:電源スイッチをONにして、数十秒回してからカメラのリモートシャッターを押す。

080318.jpgオリオン座 NikonD40+35mm 5分

0803182.jpg火星(トリミング) NikonD40+180mm 1分

 今夜は星が見にくく極軸合わせは相当いい加減。それでも35mmで5分、180mmで1分のガイドに耐えている。

0803184.jpg・傾斜ウェッジ:初回は買わなかったがこれもあった方が良さそう。この場合は三脚、微動雲台、傾斜ウェッジ、TOAST、自由雲台、カメラの順に連結できるので、大きなカメラ雲台を使わずに済む。そもそも今回の連結方法では微動雲台の水平微動が役に立たない。
・望遠レンズ:頭の重い望遠レンズを使う場合には、自由雲台の固定力が必要。今日の写真では幸い無かったが、撮影中にクランプが緩んでは元も子もない。
・撮影方向:上とも関連するがカメラの重心がなるべくTOASTの回転軸上に来るようにすれば誤差が生じ難いはず。
・自由雲台:あまりに小型すぎると向きによってはカメラと雲台取り付けステージとが干渉してしまう。

 以上、簡単ですが報告まで。
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