2007-09-29 Sat 00:08
このまえ青木君の望遠鏡に書いた8cm望遠鏡組み立てキットはそれから数年後に実は自分もブルーチップで手に入れた。買ってもらったアクロマート6cm屈折があるにも関わらずだ。その頃一通りの天体を眺めてしまい、物足りなさを感じていたからだと思う。この組み立てキットはシングルレンズというのが引っ掛かったのだが、口径8cmもあるのだから6cmアクロマートレンズに比べれば1.8倍の集光力、分解能もグンとアップ、おそらくシングルレンズの欠点を補ってくれるに違いないと大いに期待をしていた。
途中は省略するが、やっぱりアクロマートレンズを使ってしまった眼にはシングルレンズは見ていられなかった。その上紙筒の質感は如何ともし難い。このキットは鏡筒のみなので架台や三脚は自作しなくてはならないのだが、使う予定のないこの鏡筒はその後しばらく狭い我が家の部屋の隅っこに転がされていたのだった。 [追記]組み立てキットに対する認識が変わるページがあります(やっさんの掲示板で中井さんが紹介されてました)。『コルキット・スピカによる月面スケッチ ~3000円でできる月面の散策~』すばらしいです。こういう人、尊敬します。 |
2007-09-27 Thu 00:09
![]() ところがだ、8月1日にクレジットカード決済したのにまだ送ってこない。この2ヶ月間に4通の催促メールを送ってそれに対して詫び状メールが返信されて来ているにも関わらずだ。この分では近々5通目を送らなくてはならないようだ。 |
2007-09-26 Wed 00:09
![]() 今夜の観測:仕事帰り、田んぼの向こうに昇った中秋の月を眺めた。で、夕食を終えたら全天曇り。天気予報は大快晴なので取り合えず架台を準備ししばらく空を見上げる。まったく改善が見られず一旦部屋へ戻る。3時間ほど経ったが好転しないので片づけて寝る。 |
2007-09-24 Mon 00:11
![]() AppleからiPodシリーズのニューラインナップが9月6日に発表された。今回はシリーズにiPod touchという新しいモデルが加わった。日本での発売予定がまだ決まらないiPhoneと瓜二つの姿だ。 1977年、Apple][の登場に度肝を抜かれて以来のAppleファン。ちょうど小中学生にとってNikon8cm屈赤が購入対象にならないのと同様に、貧乏学生の自分にとって当時のApple製品は買うものではなく憧れるだけの対象。1994年になってようやく買えたのがPerforma575。ハードディスクは160MBだった。以来、PowerBook5300cs、PowerBookG3(PDF)、iBook(PDF)、iMacG5、iMac(Intel)と使ってきた。2004年のiMacG5のハードディスクが160GBだから10年で1000倍になったことになる。 この間iPodも初代から買っている。初代iPod(PDF)、初代iPod shuffle。で、やはり初代iPod touchも買わない訳にはいくまいということで発表翌日にはAppleStoreでポチッ!と。iPhoneが発売されるまでの欲求を擬似的に満たせるかどうか。Wi-Fi機能内蔵なので庭での観測中にネットから情報を得る、なんて使い方ができそう。到着まで後10日ほど。 iPod人気のおかげでMacユーザー以外にもAppleの名前を知ってもらえたのは良かったのだがAppleはこの先どんな歩みをするのか、、、。社員でも株主でもないのに会社の浮き沈みに一喜一憂し、おまけにエヴァンジェリストになってしまう。30年間この会社を見ているがハラハラさせられながらもいつもエキサイティングな展開を見せてくれる。こんな楽しい体験をさせてくれるユニークな会社、そうあるものじゃない。 [追記]WindowsOS下での接続でさっそく初期不良。新製品を購入する場合にはその初期不良はユーザー自身で解決する気構えが必要なことはAppleと付き合いの長いユーザーには分かっていることなので驚く程のことではないが、まぁ社会一般の常識からは外れていますね。こういうユーザー側の寛容さがAppleを甘やかしてしまったのでしょう。って、また甘やかしてしまう。 |
2007-09-23 Sun 00:52
![]() 双眼鏡で星空を流すときも変光星の場所を見つけるときも、おもしろい星の並びがあると星図のどこの場所かを確認しておく。そうしているうちに星空の路地裏に知り合いが増えて行くようでこの満足感は何ものにも代え難い。見える限りの全天に知り合いを作りたいものだ。 今夜の観測:残暑は今日までという予報。夕方から雲がどんどん出てきて肉眼では1等星しか見えない。夕食後急いで手持ち双眼鏡を持って庭へ出た。ただ今明るいはくちょう座Pとχだけ辛うじてゲット。 |
2007-09-21 Fri 00:23
![]() 今夜の観測:秋の空に移り変わりつつあるので毎夜1つ2つづつ新たな変光星をレパートリーに加えている。今夜の新顔はペルセウス座U。近くの二重星団をしばし眺めてから目測へ。その他には中井さんの掲示板で紹介されていたET星団NGC457を見る。確かに目玉の光るET。 |
2007-09-20 Thu 00:16
この前「青木君の望遠鏡については後日譚を」なんて書いたが、その青木君は8cm屈折望遠鏡を持っていると言っていた。ということはNikonの屈折赤道儀だろうかと想像して羨ましく思った。たとえそうでなくても口径8cm屈折は当時としては最高クラスだ。そのころ「僕も最近星を見始めて6cm屈折経緯台を買ってもらったのだけど8cmを今度見せて」と青木君に頼んだのだが、はかばかしい答えは貰えなかった。
その後も僕はしつこく頼んでいたのかもしれない。ある日望遠鏡を見せてくれると言うので青木君の家へ遊びに行った。出てきたのは、、、ブルーチップで交換した紙筒製の組み立てキットの望遠鏡だった。それを見せてもらった時僕はなんだか青木君にとても済まないことをしてしまったような気持ちになった。 昭和40年当時、私の母も近所のスーパーマーケットで買い物をしたときに貰うブルーチップをこつこつとシール帳に貯めていた。シールが貯まるとその枚数に応じてカタログに載っている様々な商品と交換して貰えた。近頃のこの手のシールに比べると交換レートはかなり高かったのだと思う。高度経済成長時代だったのだ。母は貯まったシール帳を私や弟の欲しいものに換えてくれた。小学校3、4年生の頃は野球用品をたくさん引き替えた。グローブもミットもバットもほとんどブルーチップで揃えた。確かにそのカタログの中に望遠鏡もあった。それは今で言うコルキットだったのかもしれない。『昔欲しかった天体望遠鏡』の「一式望遠鏡セット 買っちゃったもの」ページの一番最初によく似た写真がある。 この望遠鏡についてはさらに後日譚がある。 |
2007-09-19 Wed 00:14
![]() 変光星の光度の目測にはいくつかの方法があるが私は初心者なので比較的易しいと言われる「比例法」を使っている(比例法についてはugemさんの解説やMira houseさんの解説を参考に)。「比例法」には目的の変光星よりも明るい比較星と暗い比較星が必要なのだが時には手元の変光星図の中に明るい星ばかりとか暗い星ばかりということもあり得る。そんな場合には比例法を応用して目的星の光度を外挿しなくてはないらない。そんなことは先刻ご承知かもしれないが私のような初心者の方のために以下に書いておく。 目的の変光星の光度をV、Vより明るい比較星光度をA、AとVの間の比較星光度をBとし、A-B-Vの光度の比率を10段階でa:bとすると、変光星の光度はV=A+(B-A)x10/a。反対に目的の変光星よりも暗い2つの比較星を使う場合については各自考えてみて下さい。 変光星が自分の望遠鏡の能力ぎりぎりまで暗くなった時に、それよりもさらに暗い比較星を探して目測するのって至難の業なのでこの方法は有効だと思う。 |
2007-09-18 Tue 00:06
ふわりさんがももさんのブログにコメントしていた。「どんなに寒い思いをしても私、星見では風邪をひいたことは無いんですよね?。。。不思議?。。。」これを読んで自分の子供の頃のことを思い出した。
確かに真冬でも毎夜じっと我慢の手動ガイド数十分なんてざらだったが、やはり風邪をひいた記憶がない。そんなことで風邪をひいていては「天体観測なんかやめろ!」と小言を食らったはずだが、そういう記憶もない。きっと星見をしていると脳内から快楽物質が出ておまけに免疫増強物質も出るのだろう。夏はついでに蚊に喰われない物質も出てくれるとありがたいのだけど。 子供時代の記憶をもう一つ追加。私は子供の頃からお腹の弱い子でちょっとしたことですぐにお腹が痛くなりお便所へ駆け込むこと度々だった。ところが不思議なことに星の本を読んでいるときだけはお腹が痛くならなかった。それどころかお腹が痛くなっても『天文ガイド』を読み始めればその傷みがあっと言う間に消えてしまうほどだった。お腹が痛いのは腸の痙攣なのだろうがそれは不随意筋の動き、それが抑制されるということは『天文ガイド』が脳みそを直接コントロールしていたということか。あの頃星の雑誌や本を読んでいる時は確かに幸福だったように思う。以上、きれいなんだか汚いんだか分からない話題で済みません。 ![]() |
2007-09-17 Mon 00:30
![]() 今夜の観測:夜になって空を見上げるとどんより2等星までしか見えない。つまらなそうだが観測準備をする。最初は小型双眼鏡で見える明るい変光星から。そして暗い変光星は大型双眼鏡を使う。全天に雲があるにもかかわらず、不思議と透明度が高く期待以上に暗い星が見える。秋の空気に変わってきたのだろうか。季節も星座も夏から秋へ移り変わるのに合わせて秋の変光星を少しずつレパートリーへ追加している。その後はいつものように天の川流しを暫し楽しむ。カシオペア座ってW字型といわれるが、双眼鏡で眺めると星がたくさんありすぎてW字を見つけるのが却って難しい。ペルセウス座の二重星団を眺めた後はStock2の人型を眺めるのがお決まり巡回コースになってしまった。 |
2007-09-16 Sun 00:51
![]() いつものようにamazonフードを作ってあげた。迷光対策のつや消し黒塗りは後日。 今夜の観測:作ったばかりのフード効果を確かめたかったがすぐに曇ってしまい試す間もなし。7x50で変光星6つ見ただけで撤収。2時間ほどしたら晴れてきたのでまたセッティング。暗い星を眺め続けられるので結露は防がれているのだろう。 |
2007-09-15 Sat 00:04
![]() 今夜の観測:晴れたとは言っても薄雲が掛かったような空。いつ曇ってくるか分からないので変光星から。激変星HS2331+3905にV455 Andという名前が付いた。こんなに薄雲が掛かっていては見えない。少なくとも10.6等より暗いということだけ確認。はくちょう座χは6.0等で5日前から変化無く足踏み状態。ここで増光終了なのか?それでは昨年の3.7等に比べるとちょっと寂しすぎ。いて座V505を見に行く途中でやぎ座にいる海王星の場所を確認、みずがめ座χへ行くときに天王星を確認。数日ぶりに見るとちょろっと移動しているのがかわいい。 1時間半ほど眺めていたが空の状態はこれ以上改善しないので終了。でもまずまず。 [追記]その後、☆はごろも~*さんのコメントを読んで再度表へ出た。透明度が上がっているので暗い変光星に挑戦。でもV455 Andはやはり見えない。アンドロメダ座Rは10.8等。くじら座οミラは相変わらず9.2等。 |
2007-09-14 Fri 00:07
![]() |
2007-09-13 Thu 00:45
![]() |
2007-09-12 Wed 00:43
我が霞ヶ浦地域はこの先一週間は雨また曇りで予定が埋まってますのでしばらくは観測報告は無しです、多分。しばらくの間思い出話などでお茶を濁すことになりますが、よろしくお付き合いの程を。
最初に「天体望遠鏡」を身近に感じたのは小学校4年生の頃だったと思う。母が「青木君は天体望遠鏡を持っていて、毎月渋谷のプラネタリウムに通っているそうよ」とクラスメートの話をした。そのときの母の頭の中には「青木君はプラネタリウムや天体望遠鏡で自発的に理科の勉強をしている」というイメージがあったのだと思う。そして当時流行り始めていたグループサウンズの音楽ばかり歌っている息子に青木君の爪の垢でも煎じて飲ませたい気分だったのかもしれない。 青木君の話を聞いたからというわけではなかったと思うがそれからほどなくして自分も星に興味を持つようになり私の天文履歴書に書いたように小学5年のクリスマスに天体望遠鏡を買ってもらえることになった。最初の望遠鏡はカートン光学の6cm屈折経緯台で吉祥寺駅近くの眼鏡屋で買った。これは親の予算で決めた機種だったが、最近話題になっている買ってはいけない系の望遠鏡に比べると品質は良かったように思う。その望遠鏡は既に処分して今は無いが、「古スコ広場」という掲示板のNo.2256にとてもよく似た望遠鏡が載っている。ただし、私の経緯台には微動装置は無かった。青木君の望遠鏡については後日譚を近々。 |
2007-09-11 Tue 00:33
![]() |
2007-09-10 Mon 02:54
![]() 今夜の観測:変光星を14個目測。透明度が高いので捗る。はくちょう座からペルセウス座にかけての天の川は夕べよりもさらに濃い。天気予報大外れ。休み前だからさらにうれしい。はくちょう座χ、ちょっと足踏みか?6.1等。激変星HS2331+3905はゆっくりと減光、9.4等。くじら座οミラは9.2等。極小期がしばらく続くのでしょうか。星空はすでに夏から秋へと移り変わりつつあるので、ぼちぼち秋から冬の変光星をピックアップしておかないと。 変光星の後はまずugemさんのブログでのkawashimaさんとugemさんのコメントにあったカシオペア座の星団Stock2を見た。「星の鎖を大の字になって持っている人に見えますよ」というugemさんのコメントをなんのこっちゃと読んでいたが、見たら一目瞭然。なるほど。その後はカシオペア座からペルセウス座付近を双眼鏡で流しながらSt2、M34、M52、NGC7635、Stock23などを観望。25時頃にとうとう西から雲が押し寄せてきたので撤収。満足な夜だった。 |
2007-09-08 Sat 02:07
![]() でも、ugemさんの観測によるとこぎつね座新星は最後の力を振り絞って再々々々増光しているみたいだし、激変星HS2331+3905は8等台に止まっているみたいだし、今夜は明け方まで星を見るぞと意気込んで庭へ出た。 今夜の観測:とりあえずルーチンの変光星を8つばかり。はくちょう座χは6等に近づいてはいるがここから一気に昨年の3等台へ増光することはないのだろうな。くじら座のミラは9等以下になってぼちぼち極小かも。こぎつね座新星は増光したと言っても10等台後半、薄雲が掛かっていたので私の双眼鏡では見えなかった。ただ今注目のアンドロメダ座の激変星HS2331+3509は9.0等で見えた。その後、本当に久しぶりに望遠鏡を出して夏の名残とアルビレオを暫し眺める。薄雲は相変わらず取れないし、明日も仕事だから明け方までの観望はやめにして撤収。 台風はその後、ふわりさんやももさんの東北を縦断し、アン次郎さんの北海道道南へ上陸しようとしている。ご注意下さい。それにしても1週間前にこれが来ていたら函館へ行けなかったよ。 |
2007-09-07 Fri 00:22
![]() |
2007-09-05 Wed 00:02
![]() |
2007-09-04 Tue 00:29
![]() |
2007-09-03 Mon 00:00
![]() |
2007-09-01 Sat 00:58
|
| 霞ヶ浦天体観測隊 |
|
FC2カウンター