33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
対物レンズの光軸修正用の押しネジと引きネジ
2007-06-21 Thu 00:05
070610.jpg 反射望遠鏡をお使いの方は副鏡の光軸修正は日常的なメンテナンスの範囲でしょうから押しネジと引きネジの使い方は常識の範疇だと思います。それに比べて屈折望遠鏡の場合には対物レンズの光軸修正を必要とする場面はぐーんと少ないと思います。で、押しネジと引きネジの使い方がよく分からなかったので先日スターベースへ行ったときに聞いてきました。

 高橋製作所TS-65Pの対物レンズセルの周囲には写真のような押しネジと引きネジのセットが3箇所に配置されています。上側のネジが押しネジでセルを鏡筒に固定しています。そして下側の頭の浮いているのが引きネジで締めるとセルが浮きます。つまり押しネジを少し緩めては引きネジを締めることでセルが浮き上がってくるわけです。このような構造が分からないと光軸修正の説明を聞いても何をどうすればよいのか先へ進めませんが、知っておけばなんだかそれだけで安心できます。

 なお、押しネジ3本を緩めると対物セルが外れるそうですが、対物レンズがバラバラになるわけではないそうです。こうしたことも知らないと怖くて何も出来ません(知らなかったのは私だけかも、、、)。

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