33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
梅雨の過ごし方
2007-06-30 Sat 04:04
expocenter.jpg 梅雨入り直後1週間ほどはよい天気が続いたのだが、23日の夜を最後にまったく星が見られない(昼は晴れて蒸し暑い日もあるのに)。23時頃まで粘って諦めていったん眠り、明け方3時に起きてやっぱりがっかりってなことを3日続けたのでもういいやという気分になった。今度の休みにはつくばエキスポセンターのプラネタリウムにでも行ってみようと思う。星見の方々は梅雨の長雨時期をどのように過ごされていらっしゃるのか。
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天体望遠鏡の入門機種選びのアドバイス
2007-06-29 Fri 00:12
 ふくださんの「買ってはいけない望遠鏡」をきっかけにして入門望遠鏡論議が盛り上がっている(買ってはいけない望遠鏡のレポート紹介記事)。初心者がつまらぬ望遠鏡を買わないように、星への興味を発展させられるような機種の選び方などアドバイスが次々と出ている。ネット時代だから多くの人が書けば書くほどそれだけこうしたページを見つけてもらえる可能性が高くなるのは良いことだと思う。
 私自身これらの記事を読むのは楽しくて、アドバイスの形を採りながら実はみなさんがどのようにして星や望遠鏡と出会って来たかがにじみ出るような文章になっている。

ugemさん:その1その2その3その4
meinekoさん:その1その2その3
なかをさん:掲示板
ふくださん:その1その2その3掲示板
やまのんさん:その1など。
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湿気対策(その2)  シリカゲルの再生
2007-06-28 Thu 00:05
0706273.jpg 日本全国北から南まで昼間日が出て夜には曇る天候のよう。あっちの掲示板でもこっちのブログでもそんなため息混じりのコメントが並んでいる。梅雨だからこんなものだろうが。
 梅雨といえば湿気対策。我が家はOMソーラーハウスなのであまり湿気は気にならないが、それでも観望後の機材を結露まみれで室内へ持ち込むことも多くやはり湿気対策をするに越したことは無い。
 シリカゲルの小袋をレンズ周辺に貼っておくという基本的なことしかやっていないが、吸湿して効果が無くなったシリカゲルの再生がけっこう面倒くさい。皿に載せて電子レンジで5分ほど加熱するとマーカーのシリカゲルは真っ青になって具合良いのだが、すぐに表へ取り出してどんどん冷まさないと再び吸湿してピンクに戻ってしまう。お皿は焼けるように熱くなっているしシリカゲルも熱いし、もう汗びっしょりだ。適度に冷めた所でそれ以上吸湿しないうちに百均で買ってきた密閉容器にぎっしり詰め込んでしまえばOK。それを密閉容器密閉ケースに小さな穴を空けて適量の再生シリカゲルを入れ機材ケースの中へ放り込んでおく。
 買ってきたままの小袋を破らずに再生できれば一番良いのだが、袋の中に蒸気が籠もって上手く行かないと思っていた。ところが、こんな商品もあるようなのだ。↓↓↓

関連ブログ:カビ大対策(まどぎわ観望日記)
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『Binocular Highlights』
2007-06-27 Wed 19:37
0706223.jpg もう一冊Sky & Telescopeの書籍をご紹介。双眼鏡で楽しめる星空の見所を案内した1冊。ページ毎にイラスト星図と解説文で構成されていて見やすい。紙も耐水性にすぐれていて野外で使いやすい。なお、セクション扉の星野写真5枚は藤井旭氏が提供している。amazonで購入できる。
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『Sky & Telescope's Pocket Sky Atlas』
2007-06-26 Tue 18:39
070622.jpg 我が家の観望場所はとにかく夜露が凄まじい。紙に書いたメモなどそのまま出しておくとびしゃびしゃのぐしゃぐしゃになってしまうのでクリアファイルへ入れておく。そういうわけで表で使う星図に備わるべきものは耐水性。なんという種類の紙だろうか、水濡れに耐えられる点でこの星図は合格。恒星は7等星までの記載なので少々星数は少ないのだが小型双眼鏡には丁度良いのかもしれない。amazonで購入できる。

関連ブログ:Double Stars for Small TelescopesとPocket Sky Atlas(まどぎわ観望日記)
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25x100双眼鏡を借りる
2007-06-25 Mon 23:24
070620.jpg つい数日前まで知らなかったのだが職場にも星の人がいたのだ。仕事の話で訪ねて行ったはずなのに、机の上に置かれていた父の日のプレゼントだという小型星座早見版をきっかけにしばし望遠鏡機材談義になり、帰りには笠井トレーディングの25x100双眼鏡を1台携えてくることになってしまった。

 梅雨だというのにその夜も星が見えた。いつもの変光星から始めたがうす雲と光害に阻まれて7x50双眼鏡では見えないものもある。借りてきた25x100での見え味は如何にと空へ向けるとさすがに集光力の違いは歴然。7x50では歯が立たない星も手に取るようだ。こんなに見えては変光星のレパートリーが止めどなく増えてしまいそうで怖い。その他でも、普段とても見にくいさそり座のM4などもうす雲を透してでも確認できるのはさすが。
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小惑星Sakuranosyou
2007-06-24 Sun 06:33
070623.jpg 実家から送られてきた荷物の中に武蔵野市が出している冊子が入っていた。今号には星界の話題も載っている。市内に住む井上傑(まさる)さんが命名権を持つ小惑星1988EPにご自分の子供さんが通う桜野小学校の名前(Sakuranosyou)をつけられたという記事。桜野小学校は10年前に境北小学校と桜堤小学校が合併して境北小学校々地に新設されたのだが、その境北小学校は実は私の母校だ。児童数減少で合併されなかったら我が母校の名を取って、小惑星Kyouhokusyouになっていたかもしれない。

昨夜の観望:雲が掛かっている割にははくちょう座付近には星がたくさん見えた。
変光星:AFCyg,RSct,XHer,ZUMa,RCrB,XCyg,V568Cyg,YCyg,WCyg,XOph。新顔多数。
星雲星団:M10、M12、IC4665、M54
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今夜は晴れますように、、、
2007-06-23 Sat 19:45
0706232.jpg 梅雨入り初日(6月14日)に雨が降ったきり6日間ほど晴天続きだったがようやく一昨日昨日と曇った。雨も降ったが春の長雨時期に比べて穏やかな降り方だった。今夜はおそらく晴れると思う。晴れて欲しい。ももさんの三角山の夕焼けには及ばないが写真は霞ヶ浦の夕焼け空。
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「買ってはいけない望遠鏡」を買わないために
2007-06-23 Sat 00:01
 ふくださんが『観測所雑記帳』に書いていた「買ってはいけない望遠鏡」からリンクを辿って行くととんでもない望遠鏡の現状にぶつかった。
買っちゃダメだよ望遠鏡その2その3その4
怒りを覚える(1)(2)(3)(4)(5)こんな商品買っちゃいけません、など。
これについてこちら↓↓↓でも取り上げておきます。
「買ってはいけない望遠鏡」を買わないためにの続きを読む
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テルスター(Telstar)
2007-06-22 Fri 06:03
Telstar.jpg テルスター(Telstar)というのは世界で始めて運行された能動通信衛星で、AT&Tベル研究所によって開発され、1962年7月にNASAによって打ち上げられた。直径86cm、重さ77kgの球形の衛星で、157分(2時間37分)で地球を一周、軌道傾斜角は45度で、楕円軌道を描いて周回した。一度の接続で20分程度の通信を行うことが可能で、使用していた周波数帯域は、アップリンクが6GHz、ダウンリンクが4GHzとなっており、この周波数は後の通信衛星にも広く採用された。[IT用語辞典Binaryの項目「テルスター」より]

 この人工衛星をモチーフに書かれたのだと思うが、『Telstar』という曲もあった。私は中学時代にThe Venturesの演奏で聞いたことがあるが、大円の軌跡を描いて夜空を横切っていく風景が目に浮かぶようなインスツルメントで今でもときどき口ずさむことがある。この曲についてのエピソードはこちら。てなことを書いていたら久しぶりに聞きたくなってiTunesStoreからダウンロードしてしまった。演奏の最後にプシュー!という効果音が入っているのはロケットの打ち上げをイメージしているんだろうが、打ち上げというよりもパンクの音みたいなんだなぁ。
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対物レンズの光軸修正用の押しネジと引きネジ
2007-06-21 Thu 00:05
070610.jpg 反射望遠鏡をお使いの方は副鏡の光軸修正は日常的なメンテナンスの範囲でしょうから押しネジと引きネジの使い方は常識の範疇だと思います。それに比べて屈折望遠鏡の場合には対物レンズの光軸修正を必要とする場面はぐーんと少ないと思います。で、押しネジと引きネジの使い方がよく分からなかったので先日スターベースへ行ったときに聞いてきました。

 高橋製作所TS-65Pの対物レンズセルの周囲には写真のような押しネジと引きネジのセットが3箇所に配置されています。上側のネジが押しネジでセルを鏡筒に固定しています。そして下側の頭の浮いているのが引きネジで締めるとセルが浮きます。つまり押しネジを少し緩めては引きネジを締めることでセルが浮き上がってくるわけです。このような構造が分からないと光軸修正の説明を聞いても何をどうすればよいのか先へ進めませんが、知っておけばなんだかそれだけで安心できます。

 なお、押しネジ3本を緩めると対物セルが外れるそうですが、対物レンズがバラバラになるわけではないそうです。こうしたことも知らないと怖くて何も出来ません(知らなかったのは私だけかも、、、)。

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アンタレスを分離したのか?
2007-06-20 Wed 04:00
 先週末地元の天文同好会の例会へ行ってきた。雲がかなりあってコンディションは良くなかったが、観望会の合間に変光星をいくつか目測。そして観測所に設置されている25cmニュートンで星雲星団や重星を見せてもらった。まずはおねだりしてアンタレスから。鏡筒の温度順応が不十分だったのか像にシャープさが無く分離できず。口径が大きくてもアンタレスの分離は難しいということが分かり、ますます見たさがつのってきた。

 で、今夜も雲は多かったのだが切れ間にアンタレスを眺めてみた。ジフラクションリングはきれいに出ているのでその付近を探す。アンタレス西側のジフラクションリングが青白く見えるような気がするのだが、気のせいか?
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今日の変光星
2007-06-19 Tue 00:51
 寝る前に念のため空を見たら星が見えてしまったので表へ出ます。見るべき変光星の場所に居座っている雲が晴れるのを待っていたら1時間ほど経過。結局雲は晴れずかろうじて見られたのはXHer一つだけでした。それでも梅雨入りしてからは連日星が見られているので良しとしましょう。
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アイピースも奮発
2007-06-19 Tue 00:35
0706022.jpg この前合焦減速微動装置MEF-3を付けたことを書いたが、アイピースにも贅沢をしてしまった。31.7mm径の短焦点アイピースが欲しかったのでタカハシのHI-LE3.6mmを奮発した。雲を透していきなりこと座のダブルダブル(εLyr)をあっさりと分離。なんだこれまで分離できなかったのはアイピースの性能だったのかとその違いに驚いた。それにこれまで使っていたアイピースではこんなにきれいな回折円は見えなかったし、、、これからは重星2秒台の世界も楽しめるのかと思うとこれまた安い買い物に思えてきた。
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星見の友達 第2星子
2007-06-18 Mon 08:07
0706112.jpg 初代星子は旅立ち、新たにいまだ貧粗な体格の第2星子がやって来た(ヨメさんはピントちゃんと呼んでいるが)。さて、彼女の天文への好奇心の程は、、、
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変光星観測者名略符
2007-06-17 Sun 04:00
 VSOLJ (日本変光星観測者連盟)のメーリングリストへ観測報告をするときに記載する観測者名の略符「Nyh」を発行して頂いた。なんだかこれだけでもうすっかり気分はいっちょまえの変光星観測者。
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さそりからカシオペアへ天の川のアーチ
2007-06-16 Sat 10:15
070616.jpg やっぱり昨日書いた通り晴れたが、その予想をはるかに越え、5月20日を上回る今年最高の星空になった。

変光星:最初にやっておく。RSct、AFCyg、XHerはすっかり顔なじみ。後は双眼鏡を気ままに流しながらおもしろそうな部分を望遠鏡で拡大。

重星:αSco:やっぱり見えない。εBoo:後で見忘れたことに気づいたが後の祭り。双眼鏡用の重星をいくつか。νDra(62″)、61Cyg(31″)、79Cyg(150″)、μCyg(198″)など。

M天体など:こと座のM56:小さなボヤ~で見つけにくい。はくちょう座のM39:双眼鏡で観望するのがGood!さそり座のM4が見える日は透明度抜群。南天の銀河の中の探索はM8を基準にすると探し易い。さそり座のM6、M7:双眼鏡ですばらしい。いて座のM24StarCloudも双眼鏡がGood。M25、M22、M28も双眼鏡で次々見て行くと楽しい。アンドロメダ座のM31:まだ低空のため中心部がボヤ~と見える程度。さんかく座のM33:さらに低空でまだ見えない。ペルセウス座の二重星団(NGC884&869)は双眼鏡でGood。

 いつもなら雲や霞に隠れて見られないほぼ水平方向の低空の星も見える。たぶんおおかみ座の星だと思う。これで次の冬、カノープスを見ることに希望が出てきた。

 こういう素晴らしい透明度の夜は双眼鏡で天の川の中をゆっくり流すのが最高の楽しみ方に思える。天王星と海王星は位置の予習をしていなかったので敢えて探すことはせず今後のお楽しみに残しておいた。21時30分から25時30分頃まで4時間があっという間に過ぎた。
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明日は晴れるさ!
2007-06-15 Fri 00:00
070614.jpg たとえ「一週間連日晴天」の天気予報が出ていようとも2日で雨に変わる当地のこと、一週間曇りと雨マークばかりが並んでいようともなんの落胆することがあろうか。天気予報なんて単なる噂に過ぎないさ。

[追記(070616):やっぱり晴れた。それも今年最高の透明度と思えるほどの快晴状態。さそりからカシオペアまで天の川のアーチが掛かっていた。]
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ベスタ 生まれて初めて小惑星を見る
2007-06-14 Thu 04:13
070613.jpg 明日からしばらく曇りや雨模様。重星や変光星をいくつか見たあとでベスタのことを思い出した。かなり雲に覆われているが双眼鏡、望遠鏡で確認し記念撮影。
 重星も変光星も小惑星も今回の復帰で初めて経験するものばかり。子どもの頃の自分はいったい何を見ていたんだ?『塩屋天体観測所』のふくださんも観測所雑記帳で似たようなことを書いていた
変光星:RSct:5.8等、ちょっと暗めに見積もりすぎたか、AFCyg:7.4等、暗い星は雲が掛かると目測できない、XHer:7.2等、誰も報告していないようだから、RCrB:光ってるから良し。
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合焦減速微動装置 MEF-3
2007-06-13 Wed 04:03
070602.jpg TS65Pの中古ごときに贅沢品とは思ったが買ってしまった。眼が悪いのでピント合わせが苦手な上にラックピニオンが重めのため合焦位置を行ったり来たりのくり返し。これでは精神衛生上よろしくないと思ったわけ[自分に言い訳してどうする]。
今夜の観望:
重星:αSco(アンタレス):中井さんが角距離や見え方などを調べてくれたが今夜も分離できず。δCyg:風が出てきて鏡筒がブルンブルン揺れるので微妙な重星は見えない。ヤメ。
変光星:RSct:5.6等。AFCyg:7.4等。RCrBも見たけれど光ってるから良しとしよう。
M天体など:たて座のM11、M26、へびつかい座のNGC6633(双眼鏡で楽しい)、ポニャトフスキーのおうし座(ヒアデス星団のミニチュア)、へび座のIC4756、M16(OIIIフィルター効果あり)、いて座のM17(OIIIフィルター効果あり)、M18、M24。
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これが本当の変光星デビュー ヨメは惑星デビューで一気に5個
2007-06-12 Tue 00:03
070611.jpg 6月2日の記事「たて座R 変光星デビュー」で変光星デビューしたのだが、昨日はもっと本格的に日本変光星研究会のメーリングリストへ報告するという大それたことをしてしまった。

 天気予報が嬉しい方に大外れして夕方きれいに晴れ上がり我が家の前の道から水星、金星、土星、木星が見えた。夕食準備をしているヨメさんを誘い出し全部見せたのでヨメさんも一気に5惑星をゲットし私と並んだことになる。二人とも肉眼水星はダメだった。

 夕食後望遠鏡を設置し観望開始。
重星:今話題の4重星ρOphはアンタレスから北へすぐ。3.1秒は65Pならば余裕で分離できるにもかかわらず見る楽しさも感じられる良い重星だ。
変光星:CrBR(かんむり座R)は6.1等。この後、木星を少し見たら急激に雲が出てきてトータル15分くらいで何も見えなくなってしまい撤収。
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変光星観測のマニュアル
2007-06-11 Mon 04:09
 オンラインで入手できる変光星観測マニュアルをugemさんに教えて頂いた。これだけあれば入門はできそう。
070606.jpg
変光星を見よう(by Mira Houseさん)
変光星観測のススメ(by きらぼし通信さん)
変光星観測を始めるにあたって(by 天文と園芸のホームページさん)
AAVSO変光星眼視観測用マニュアル(日本語版)(by AAVSO、辻誠滋さん)
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昨夜のたて座R
2007-06-10 Sun 00:00
0706082.jpg 今日の水星は東方最大離角だっていうのに星見はできない[訂正:水星の東方最大離角は6月2日で、この日は金星の東方最大離角でした]。ということで夕べのことなど。
変光星:昨夜(200706082426)のたて座Rは5.4から5.6くらいに見えた。中を取って5.5等にしておこう。もうひとつ変光星を見てみた。AFCyg:ところどころに雲はあったがこの付近はわりに透明度が高かった。隣の7.1等の恒星と同じくらいに感じた。

重星:βSco:14.2秒は余裕。ξScoとΣ1999:ξScoは7.6秒だが伴星が暗いのでけっこう見にくい。Σ1999は2星とも暗くボンヤリ。雲が掛かっているためかな?δCyg:2.5秒は分離可能とは思うが光度差が大きいのでかなり難易度高そう。今日は見えなかった。Σ2486:8.2秒は余裕だがそれよりも同じくらいの光度なのが見やすさの条件のようだ。以上、『まどぎわ観望日記』『アン次郎のぐうたら星日記』で紹介されていた重星を見て回った(アン次郎さん、そろそろ復帰だな)。
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『シリーズ現代の天文学』
2007-06-09 Sat 04:00
070608.jpg 学生時代のことを書いた『乗鞍岳の思い出』にカノープスさんがコメントをくれた。「物理学の専門家としての観点から天文の感動を伝えることが出来るのでは」と書かれているが、物理学とはまったく違う分野へ方向転換して25年、伝えるどころかこの間の天文学の進展に追いつくだけでも気が遠くなる。
 そんな折り、今年に入って『シリーズ現代の天文学』全17巻(日本評論社)の刊行が始まった。まさに私のために出たようなタイミング。今日のような曇りの晩にはこれを読んで浦島太郎レベルを卒業したいとは思っているが、硬化の始まった脳みそには睡眠導入剤的効果の方が顕著のようだ。
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乗鞍岳の思い出
2007-06-08 Fri 00:00
norikura.jpg カノープスさんのブログのコメントを読んで乗鞍岳のことを思い出した。

 大学受験・進学をきっかけに星を見る習慣は無くなったが天文への興味が同時に消えたわけではなかった。というよりもさらに基礎から宇宙の成り立ちを知りたいという好奇心から物理学科への進学を希望し、「宇宙」と関係ありそうな宇宙線物理学、超高エネルギー物理学で有名な大阪の公立大学を選んだ。
 卒業研究では北アルプス乗鞍岳(標高3026m)の山頂近くにある全国共同利用施設の東京大学宇宙線研究所乗鞍観測所へ何回か行った。すぐ近くには国立天文台乗鞍コロナ観測所もあったので、ちょっと見学させてもらえばよかったと今になって思う。気軽に行ける場所ではないので惜しいことをした。それどころかそのころ星見から遠ざかっていたため乗鞍での夜空の記憶がほとんど無い。なんとももったいない話だ。
 大学生活は楽しかったが、物理学的センスと能力の無さを自覚して大々的に方向転換。いまはまったく結びも付かない分野の仕事をしている。
[写真:宇宙線観測所全景と遠方にコロナ観測所を望む]
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夕べの観望
2007-06-07 Thu 04:43
水星:夕方霞ヶ浦湖畔の第2観測所(堤防際の西側がひらけた空き地をそう呼んでいるだけ)で見る。Nikon7x50SPで楽々発見。肉眼でも見たいので空が暗くなるのを待っていたらまたまた雲に覆われてしまった。肉眼で見るまではコペルニクスを越えたとは言えまい、、、

重星:αSco(アンタレス):2.9秒はクリアできるはずなのだが光度差のためと思うがどうしても伴星が見えない。νSco:65mmでは0.9秒は無理。三重星までが限界。ιLib:これも二重星まで。εBoo(プルケリマ):3.0秒なのにこれも光度差のためか分離できず。透明度抜群の5月20日は分離できたんだけどね。Σ1831UMa:本来は五重星だが北東側の重星が分離できず四重星まで。αHer:4.6秒、これは余裕。ηCrB:見えたと思ったのは幻か別の星か。0.7秒はどう考えても無理。

変光星:RSctで光度目測の練習。5.4等かな?ついでにM11を見る。扇形に拡がった様子やつぶつぶ感が分かる。
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スターベース
2007-06-06 Wed 00:00
starbaserogo.jpg 昨日は久しぶりに東京の街中へ出た。上野の東京国立博物館で開催されている『レオナルド・ダヴィンチー天才の実像』を見に行ったのだが、平日だというのになんと人の多いことか。2時間弱館内を歩き回りすっかりくたびれてしまった。
 その後、滅多にない機会なので秋葉原にあるタカハシの直営ショップスターベースへ寄ってみた。これまでにネットショップは利用したことがあったが、ショップでもたいへん感じの良い応対をして頂いた。高橋製作所TS65Pのメンテの方法を聞いて小物をいくつか購入した。

今夜の観望:うす雲に覆われてεLyrのダブルダブルは見えにくい。RSctも目測の練習にならない。木星は相変わらず北赤道縞(NES)が目立つがその他赤道付近の複雑な編目模様がなんとなく見える。
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こと座のダブルダブル(εLyr)を分離!
2007-06-05 Tue 04:44
070604.jpg 毎日夜になると曇ってばかり。今夜も土星の写真を数枚撮したら全天曇ってしまった。だから数日前のことなど。

 6月1日の夕方はけっこう晴れ渡って筑波山のシルエットとともに西の空に金星や水星の写真も撮れたのだが、食事を終えて外に出た頃には雲に覆われていた。とりあえず雲の隙間から木星を見るが北赤道縞(NEB)ばかりが目立つ。あとはほとんど何も見えないがベガの近くは雲が少ないのでεLyrへ望遠鏡を向ける。雲を透してだが簡単にダブルダブルに分離できた。やっぱり性能の良いアイピースは違うなぁ。
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木星 今は表側の季節?
2007-06-04 Mon 00:00
0706012.jpg 最近撮した木星の写真は北赤道縞(NEB)ばかりが目立つ。まどぎわ観望日記のkawashimaさんのゆかいな珍説「木星には裏表があってこの時期は濃い縞が1本の表側ばかり見えている」というわけでもあるまいが、、、

 ところで6月1日の晩、木星の衛星配置でおもしろいことがあった。ブログ『星空寄り道散歩道』のやぬしさんが「天体トリック・ショー」でくわしく解説してくれてます。
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『惑星をぜんぶ見ようよ☆』キャンペーン この機会に惑星制覇
2007-06-03 Sun 04:57
newshead.jpg 『惑星をぜんぶ見ようよ☆』キャンペーンが始まったということで、さっそくエントリー。1年という余裕があるのでチャレンジし易い。これまで見たことの無いのは天王星、海王星なのでこの機会にぜひ見てみたい。ここまでにゲットした惑星は、
6月1日 金星(肉眼) 木星(望遠鏡) 地球(肉眼?)
  2日 水星(双眼鏡) 土星(双眼鏡)
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