33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名、200mm、65mmの望遠鏡と双眼鏡で星空を楽しんでいます!
L.C.ペルチャー『星の来る夜』
2007-04-24 Tue 22:04
0703212.jpg これは米国のアマチュア天体観測家L.C.ペルチャーさん(1900~1980)の伝記。『アン次郎のぐうたら星日記』のアン次郎さんがお勧めだったので、最近Amazonで買って読んだ。
 10cm屈折望遠鏡を設置する「牧草地の観測地点」の章には、森で切ってきた木を農場の中に立てその上に架台を設置すると放牧されている牛たちが側に寄ってきては「ゆっくりと反すうしながら大きな優しい目で思慮深げにこちらを眺めているのである」と書かれている。スケールは全然違うけどなんだか自分も似たような環境だぞと可笑しく思う。
 本書はかつてアマチュアが天文学の広々とした檜舞台で活躍できた古き良き時代、そしてアメリカの農村の牧歌的な良き時代を感じさせてくれる。
『星の来る夜』 L.C.ペルチャー 地人書館 1985 定価1700円
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