2023-06-09 Fri 00:00
![]() 関東で昆布出汁が主流にならなかったのは、ヨメさんはすでに知っていたからこれは有名な話なのかもしれないが、関東特に利根川流域は硬度が高い中硬水のためカルシウムが昆布表面に膜を作りグルタミン酸の抽出を妨げることが理由らしい。このように著者は利根川流域は中硬水と書いているが、茨城県の酒蔵について読んでいたら県内は全ての水系が軟水と書かれていた。軟水で作った酒はまろやかな特徴が売りらしいが、硬度が高いほど麹菌が活性化して発酵が進み辛口の酒になるらしい(硬水で有名なのが灘らしい)。そのあたりはともかくとして、プレート運動に伴う地殻変動や火山活動が山地を形成したことで出汁文化の違いが生まれたということにはなりそうだ。和食の素材と調味料と調理方法が、地球そして日本列島の成り立ちと直結していることを示してくれる内容だった。 エピローグでは、変動現象を繰り返して試練を与える日本列島に対して、畏敬と尊敬とともに諦念を持ってひたすら耐え忍んできた先人たちの自然観、もしくは倫理観の危うさも感じている。ひとたび起きれば日本喪失を引き起こしかねない超巨大噴火は、今後100年間に約1%の確率で発生すると書かれている。この数字の受けとめ方はそれぞれだろうが、そんなに小さな確率とは言えないだろう。 |
2023-05-15 Mon 00:00
![]() 2023年 860円 和食とその素材が日本列島で生まれた必然を、地質の成り立ちから説明している。取り上げられているもの:出汁、豆腐、醤油、蕎麦、江戸東京野菜、うどん、瀬戸内海の魚介、江戸前魚介、いちご煮・真牡蠣、山梨ワイン、サバ・ビワマス・ハマグリ、カニ、ホタルイカ・岩牡蠣、しじみ、アユ、日本酒。 →巽好幸氏のTwitter |
2023-04-17 Mon 00:00
![]() |
2022-10-08 Sat 00:00
|
2022-09-20 Tue 00:00
|
2022-08-13 Sat 00:00
|
2022-08-12 Fri 00:00
![]() |
2022-04-28 Thu 00:00
![]() |
2021-11-10 Wed 00:00
|
2021-10-19 Tue 00:00
|
2021-10-08 Fri 00:00
|
2021-10-02 Sat 00:00
![]() [画像は気象庁:ひまわりによる10:00の画像] |
2021-09-30 Thu 00:00
|
2021-08-05 Thu 00:00
![]() |
2021-07-27 Tue 00:36
![]() |
2021-07-24 Sat 00:00
![]() ![]() |
2021-06-22 Tue 00:00
|
2021-01-14 Thu 00:00
・スーパームーンが海浜地形変化に影響を与えていることを世界で初めて実証
スーパーなんちゃらにはほとんど興味がないが、あまりスーパーではないスーパームーンの時代よりもとてもスーパーなスーパームーンが起こる時代の方が海浜地形が削られやすいというのはちょっとおもしろい。では過去に月軌道の離心率は時代によってどのように推移して来たのだろうか。 |
2019-10-26 Sat 00:00
![]() ![]() [追記]昨日10月25日の雨は茨城県南では近年稀に見る豪雨だったらしい。早朝来たクロネコヤマトの配送担当さんの話では、「25日の雨は仲間内でも共通して過去最高の印象だった」そうだ。我が家の近所でも、企業敷地の斜面が崩落して麓の民家まで土砂が来ていたり、1kmに渡って国道が冠水して通行止だったところは今朝は泥が上がっていたと教えてくれた。 |
2019-10-21 Mon 00:00
![]() 『歴史を変えた気象・災害』 講師:田家康(日本気象予報士会東京支部長) が始まった。 田家氏は、最新の高校世界史Bの教科書の冒頭に「気候変動と人類の生活」が挙げられていることに驚いたという。天候不順による食糧不足が戦乱を長引かせたとか権力基盤を弱めたとか、日本史のざっとした知識だけでもいくつかの事柄が思い当たるのでこれは大変意外なことだが、これまでの歴史学では環境や気候と結びつける発想は長い間否定されてきたからだという。また、田家氏は「近年の気象災害を、なんでもかんでも地球温暖化だけに求めるのはあやまり」ということを、30分の番組の中で3回強調している。温暖化傾向があるにしても、それ以外の要因と責任から目を逸らす意図を感じる胡散臭さい温暖化強調論ではなさそうなので、この番組は聴いてみようかと思った。 番組を聞き逃しても、しばらくの期間は以下で聞き直すことができる。 →NHKラジオらじる★らじる聴き逃し |
2019-10-19 Sat 00:00
![]() ![]() |
2019-10-13 Sun 00:18
|
2019-10-12 Sat 13:30
|
2019-10-12 Sat 00:00
|
2019-10-10 Thu 00:00
![]() 台風19号の予想進路は、大陸の高気圧に進路を阻まれるためか、12日から13日にかけて北から北東へ大きく向きを変える予報になっている。千葉県に大きな被害をもたらした台風15号とほぼ同じルートになってしまいそうだ。気象庁台風情報によると、海上にある現在の中心気圧が915hPaで、上陸が予想される12日夜の予報は残念ながらまだ無く、940〜980hPaの間になりそうだということまでしかわからない。進路がさらに東へ向いて房総半島の東を通過してくれることを願いたい。 みゃおさんが情報を出してくれているので、参考にして台風接近に備えられたし。 →ほんのり光房:激しい勢力で台風19号が日本接近中 [追記]ニュースでの「台風の中心は能登半島から銚子沖の範囲を通る」とか「非常に強い勢力を保ったまま東海から関東にかなり接近し、上陸する恐れがある。」といった呼びかけは曖昧さの幅が大き過ぎて、災害に備えようという動機の腰を折るのではないだろうか。みゃおさんのほんのり光房で出してくれている情報と注意呼びかけの方が余程的確なので、以下に転載しておく。 【重要】10日0時現在、世界各国の主要な気象モデルの全てが「静岡→神奈川→東京→千葉→茨城」(近海含む)を台風中心が進む予測結果です。ブレがほとんどありませんから、このコースから大きく外れることはないでしょう。近隣の方はもちろん、半径300キロ以上に及ぶ暴風域圏内では厳戒態勢をとってください。 通過後に広範囲の被害が予想され、救助や復旧の人手・資材・食品・生活用品等が長期に渡り不足する地域も出るでしょう。15号被害では停電復旧に1ヶ月以上かかったところもありましたが、今から1ヶ月後なら11月中旬。2016年の関東はドカ雪でした(→関連記事)。先々を見据え防災しましょう。 |
2019-09-25 Wed 00:00
NEWSつくば:《邑から日本を見る》48 緊急事態なのに平然と内閣改造
東電の復旧作業の遅れを叩く論調は多いが、そもそも上陸時点で960hPa程度の台風でこれだけの被害が出た真の理由を見直しておいた方が良いように感じる。この程度の台風など過去にいくらでも来ているし、今後もいくらでもやって来るわけだから、台風そのものに責任をおっ被せても解決にならない。 ![]() |
2019-09-24 Tue 00:00
|
2019-09-10 Tue 00:00
![]() ![]() ![]() ![]() [追記]9月10日は、2015年の鬼怒川決壊による常総水害の日だった。 →常総水害4年 防災の誓い新たに 決壊現場で住民ら黙とう |
FC2カウンター