2007年、33年の時間を巻き戻し天文少年ならぬ天文壮年へ再入門。隊員1名。その後の変化でただいま星空は休眠状態。郷土史、草刈り、読書、ドローンの記事が多くなっています。
準備までは完了
2018-12-05 Wed 00:00
1812041.jpgTheSkyX Pro画面に、緑色のconnectedステータスが出た。やれやれ、久しぶりにMacとTemmaが繋がった。JogボタンでTemmaのモーターがウィーンと動く音も聞こえる。前回うまく繋がらなかった理由は、USA-19HSのKeyspan Serial Assistantをインストールして以下の手順を実行する過程を踏んでいなかったため。
 インストール→再起動→Keyspan Serial Assistant立ち上げ→Serial portを確認
これで46P/Wirtanen彗星の準備は完了してしまった。あとは、観測かサボりかの選択のみ。
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観測小屋の掃除とヤモリ一家
2018-11-28 Wed 00:00
1811261.jpg今日は観測小屋の掃除。隙間風を塞ぐシートが外れていたが、幸い内部にさほどの被害はなかった。床のごみや埃を掃き出したら案外綺麗になった。Temmaは動くようだし、レンズに汚れもない。10cm双眼鏡を組み上げたので、即観測できるようになった。機材のヨゴレ取りは次回まわし。その後、TheSkyXとTemmaの接続を試したのだが繋がらなかった。後でこの「MacでTemma制御カテゴリー」の最初から読み直せば思い出せるだろう。急いだところで豊田勇造ライブが終わるまでは夜の時間は三味線練習に充てるので星を見る時間は無いし。

1811262.jpg最後に床下収納を開けて工具を出し入れしていたら、上の棚からヤモリ家族がポトポトポトと落っこってきて、蓋を閉める間もなく床下収納の中にまで落ち込んでしまった。やれやれ、物があると隠れて動かなくなるので、中のものを全部取り出して表へ出てもらった。いつの頃からか彼らには観測小屋の管理を頼んである。期待に応えてよく見回りしてくれているようで、蜘蛛の巣はほとんど無いし、その他の虫も見ないし死骸も少ない。そういうわけで、そこらじゅうに落ちているうんこは大目に見ている。
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TheSkyXを再インストールしてカスタマイズして、、、外へ出よ
2018-11-27 Tue 00:00
1811242.jpgどんだけ観測小屋を使っていないか考えるのも嫌になるくらい放ったらかしにしている。小屋にも、EM200-Temma2Mにも、EdgeHD800にも、TheSkyXにも、申し訳ないとは思いつつ、、、。先日Temma制御用のMacBookAirが不調でフォーマットし直してしまったのでTheSkyXも再インストールしてしまい、またいろいろとカスタマイズしなくてはならない。それが終わったら、Temmaとの接続の確認、それをクリアしたら制御の確認。46P/Wirtanenに間に合うだろうか。
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Temma制御をMacBookProからMacBookAirへバトンタッチ
2015-11-14 Sat 00:00
1511131.jpg望遠鏡制御をMacBookProからMacBookAirへ移行するための準備として、(1)Keyspan High-Speed USB to Serial Adapter(USA-19HS)の最新版ドライバー(OSXv10.11対応)のインストール、(2)TheSkyXProがconnected状態になることの確認、(3)TheSkyXProの環境のコピーまで終了した。
ところで、観測小屋での作業中、MacBookProに比べてMacBookAirではWi-Fi電波の受信状態がかなり弱いことが気になった。この機会に有線LAN化をしてみようと思う。続きは後日。

1511132.jpg昨夜は上記のような調整作業をしただけだったが、小屋を出て見上げるとものすごく透明感のある星空が広がっていて、頭の上には冬の星々が勢ぞろいしていた。そして、夜が明けても青空が広がっていた。
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SkySafariProでもTemma制御 始動成功
2013-10-04 Fri 00:00
新しい仲間でご紹介したsombreroさんから「MacBook Air+SkySafari Pro+EM-200Temma2」による初運転の報告が届いたのでご紹介する。

somb1310011.jpeg【1】制御用ソフト
手始めにはやはり高いソフトには手が出せず、Southern Stars社SkySafari for Mac OS Ⅹを試してみることにしました。これには三種類のグレードがあって、望遠鏡を制御できるのは、SkySafari PlusとSkySafari Proです。
私は今回SkySafari ProをDownload しました。結構時間がかかりました。$44.98でした。
【2】USB-Serial Adapter
TheSkyXのSB社同様にSouthern Stars社もKeyspan社のUSA-19HSを推奨品としています。
重要なのはUSA-19HSのKeyspan Serial Assistantをインストールしておくことでしょう。これはKeyspan社のHPからダウンロードできます。
ダウンロードしたら必ず再起動して下さい。先ずはじめにKeyspan Serial Assistantを立ち上げ、Serial Pertsの「USA-19H」を確定して下さい。
【3】SkySafari Proの起動
メニューボタンに「Telescope」があります。このなかに「Setup」があり、「Connection」のウィンドーの中の「USA-19Hfd12p1.1」を選択します。USB-Serial Adapterを認識していないとこの時点でこれが現れません。あとはTemma2を下段で選択し赤道儀のタイプを指定した後に、connectをクリックすればOKです。望遠鏡とのConnectionが成立するとキランと音が鳴ります。ドキドキです。
somb1310013.jpeg【4】アライメント
こと座のベガと、カシオペア座のγ星でアライメントを取りました。二星で90度以上離してアライメントを取れと書かれています。望遠鏡をそれぞれに手動で向けて、アライメントをクリックします。
[右上写真:画面のスクリーンショット、右下写真:ナイトビジョンにした場合]
somb1310014.jpeg【5】初めての自動導入
さていよいよ自動導入です。目標近くになると導入スピードが落ちて微調整して止まるという感じです。これがなかなかドキドキしておもしろいです。まずはアンドロメダ星雲。明るくて確認が難しく、ファインダーで見ても星が見えすぎてよくわかりませんでしたが、とりあえず何も修正をしないで望遠鏡の向いたまま3分間撮影を行いました。ほぼ真ん中にM31を捉えていました。いやーー感動でしたよ~!
【6】その他の注意点
時間が経ってMacがスリープした後、そのまま復帰するとソフトがフリーズします。ソフトを強制終了して再立ち上げしてもフリーズします。
結局USBを一度抜いて、さし治すと認識するのか、フリーズせずに動きました。スリープしないように設定し直した後は快適に動いています。
【7】感想
MacでTemmaは現実でした!とりあえずSkySafariを使ってのTemma制御は、可能だという事がわかりました。これもかすてんさんのおかげです。「MacでTemma」の弟分になれたような気がします。

いやぁ、巧くいって良かった。これで、望遠鏡制御ソフトとしてTheSkyXProあるいはSkySafari Pro、そしてUSB-Serial AdapterとしてUSA-19HSがあればMacでTemmaを動かすことができると分かった。特にSkySafariはPro版でも$44.98とかなりのお手軽価格なのでお試し購入にお勧めできる。
私が使っているTheSkyXProとsombreroさんが使い始めたSkySafari Proの機能の紹介については別の機会を設ける予定。
また、今後はタカハシ以外のメーカーの機種もMacで動かせたという情報が届くことを願っている。
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MacでTemma制御(後編) 夢が現実に
2013-07-30 Tue 00:00
前回までの経過:
(1)TheSkyX Professional Editionを購入
(2-1)MacBookProにUSB-Serial変換ケーブルのドライバーをインストール
(2-2)MacBookProとTemma2Mをケーブルで繋いでTheSkyXProで通信をこころみるが失敗

 →MacでTemma制御(前編) 制御ソフト選び
 →MacでTemma制御(中編) 接続で一波乱

【5】頼みの綱
とりあえず自分でできることはし尽したので、TheSkyXProの製造元SOFTWARE BISQUE(SB)のフォーラムへ症状と解決へのアドバイスを求める質問を送った。英語は苦手だが簡単な日本語で下書きを書いてGoogle翻訳を参考に中学生英語程度に整えて投稿。SB社のDaniel R. Bisque氏といくつかの確認事項をやり取りし問題点を切り分けながら一つずつ潰して行った。結論としてはケーブルまたはドライバーの問題に絞られた。このドライバーはFor Mac OS X 10.8 Mountain Lion (64-bit)ということだからコンパチブルのはずだがハード側がMacと相性が悪いのかもしれない。
1307182.jpgSB社がTemma2/2Mの制御を確認済みの変換アダプタを教えてもらった。Tripp Lite Keyspan High-Speed USB to Serial Adapter USA-19HSならばWinでもMacでも動作を確認しているという。 USA-19HSは国内でも購入できるが流通量が少ないためか他の製品に比べると2〜5倍高価な上に納品まで1ヶ月ほど待たされた。

(2-3)アダプタをUSA-19HSへ変えて通信を試みる
[1]USA-19HSのドライバーをインストール(最新ドライバーはTripp LiteのHPからダウンロード)。
[2]インストールされたKeyspan Serial Assistantを起動してSerial portを確認(理由は分からないがこれをしておかないと接続できなかった)。
[3]TheSkyXProを起動、TelescopeウィンドウでTemma2を選択、Serial Device SettingsはKeySerial1またはUSA19H62P1.1に設定。
[3]神に祈りながらConnect Telescopeボタンをクリック。赤いNot Connectedのステータスが緑のConnectedに変わる、問題はここからだ、、、5秒経過、、、10秒経過、、、Communications Logウィンドウに通信ログが流れて行く、、、やったー!通信確立。これはMacとかすてんまTemma2Mが会話を始めた記念すべき瞬間だ。観測小屋の中で、Macとかすてんまと私だけで星を見ながら過ごせるなんて、こんな時が来るとは夢みたい。

【6】MacでTemmaは私だけ?
さて、日本国内にMacでTemmaをコントロールしている人はいったい何人いるのだろうか。この作業を始めるにあたってまずタカハシ(スターベース)に問い合わせたところ把握していないという回答だった。少ないだろうとは思っていたがメーカーからも存在が見えていないのは意外だった。そういうわけで接続作業は自力でやらざるを得なかった。今回私はソフトにTheSkyXProを選んだので他の廉価なソフトは試していないが、上記の変換アダプターを使えば問題なく動く可能性はある。MacでTemmaを動かしたいと希望していながらまだ実現していない方が私の他に一人でもいるならばこの記事が何かのお役に立つのではないかと思っている。

なお、シリアルポート通信やドライバーソフトなどに詳しい方であれば、前回の記事の【3】【4】で紹介したProlific製チップ内蔵のアダプターでもTemmaの制御が可能かもしれない。その辺りの情報があればぜひお知らせいただきたい。

さて次は実際にTheSkyXProでかすてんまを動かすことになるが、天気が悪くてまだ1度も使う機会が無い。560ページに及ぶPDFマニュアルを読んで使用法をマスターしなくてはならないのだが、なにせ英語、なかなか捗らない。使いこなすには歯ごたえのありそうなソフトで、さっそくカスタマイズに嵌ってしまった。そのうちに使用感などをご紹介しようと思っている。
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MacでTemma制御(中編) 接続で一波乱
2013-07-27 Sat 00:00
【3】手持ちのケーブルで繫いでみる
(2)MacとTemma2Mを接続する
(2-1)MacBookProにUSB-Serial変換ケーブルのドライバーをインストール
MacでTemma2Mを制御できるソフトが手に入ったので、いよいよTemma2MとMacBookProをケーブルで繋ぐ。これまでは、Temma2M+starshop製タカハシ赤道儀用PCケーブル(5m)+タカハシ製Serial→USB変換ケーブル+PCと接続して、ステラナビゲータでコントロールしていた。MacでSerial→USB変換ケーブルを使うためにMac用のドライバーをインストールする。MacOSXで使えるSerial→USB変換アダプタとしてはProlific PL2303チップを内蔵したものが有名らしく、タカハシ製Serial→USB変換ケーブルもこのチップが使われている。ドライバーのインストールのみでこのアダプターを流用できれば御の字なので、まずはこれを試みた。

MacOSX用ドライバーは以下のリンクからダウンロードできる:
PL2303 Mac OS X Driver Download

ただし、Macとの接続には製品毎に相性があるらしいので以下のページが参考になりそうだ。
 →PL2303 USB-to-SerialアダプタをMacで使う
 →秋月のUSB-シリアル変換器をMac OS Xで使う
 →Mac用USBシリアル変換ケーブル

1306211.png[1]Serial→USB変換ケーブルを繋がない状態で、上記のドライバーをMacBookProへインストールし再起動
[2]Serial→USB変換ケーブルを繋いで、移動>ユーティリティ>システム情報>システムレポート>ハードウェア>USBを見るとUSBバスの中に「USB-Serial Controller」が見つかる。製品ID:0x2303、製造元ID:0x067bというので良いらしい。

【4】ドライバーの問題ではないのか?
次はいよいよTheSkyXProでTemma2Mを接続状態にする。

(2-2)MacBookProとTemma2Mの通信
[1]TheSkyXProを起動させ、TelescopeウィンドウでTemma2を選択する(選択肢にTemma2Mは無いがサポートされていることを確認済み)。Serial Device Settingsはusbserialに設定。
[2]いよいよConnect Telescopeボタンをクリック。すると赤いNot Connectedのステータスが緑のConnectedに変わった。成功!?、、、

と、思ったらすぐにNo response from the device.Error = 203.が返って来てしまった。EM-200Temma2Mから反応が戻って来ないということらしい。何度やっても、他のいくつかのパラメータを変えても、同じエラーメッセージが返って来る。

1306221.jpg手元にあった他のPL2303チップを内蔵しているUSB-Serial変換ケーブル(アダプタ)も試してみた。写真の右が最初に試したタカハシ製、左が仕事用の測定器で使っているもの、中央が仕事用に買ったが巧く動作しなかったもの。しかし、反応はまったく同じでTemma2Mとの通信を確立できない。すーっと血の気が引いて人間の方はカーネルパニック状態。

次は何をどうしたらよいものか。通信できないとなると、TheSkyX Professional Editionはとても高価な単なる星座ソフトになってしまうのだが、、、orz。
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MacでTemma制御(前編) 制御ソフト選び
2013-07-26 Fri 00:00
【1】いばらの道へ敢えて分け入る
「Macで天文」のカテゴリーを作ったのは意外に早くてStellariumのことを書いた2007年3月25日。その頃はMacでプラネタリウムソフトが走ればいいや程度の要求レベルだった。それから幾星霜、今や自動導入赤道儀を使うようになってしまい、そうなると当然望遠鏡のコントロールもMacでやりたくなるのは人情。

現在の、そしておそらく最大の懸案はMacでEM-200Temma2M(以下、Temma2M)をコントロールする事。それができればPCとステナビから開放される。

手順はこんなところか。
 (1)MacでTemma2Mを制御できるソフトを入手する
 (2)MacとTemma2Mを接続する
 (3)MacでTemma2Mを制御する

ところが、WinXP+ステラナビゲータのときは簡単だったことが、Macでやろうとするとこれがなかなか一筋縄では行かない。しかし、すべてが解決した暁には、Macだけで天文生活というパラダイスが待っていると思うと、Macと手を携えて少しずつ問題を解決して行くのもまた楽しからずやだ。焦らずやって行こう。

【2】ソフト選び
(1)MacでTemma2Mを制御できるソフトを入手する
一昔前のようにMacがマイナーな時代はいざ知らず、サイエンスの世界ではMacがモテモテになっている現在、天文ソフトもさぞ増えているかと思いきやあまり変わっていないようだ。Cartes du Cielのように魅力的なソフトはあるがタカハシ製品未サポートのようで、Macとタカハシをともに公式にサポートしているソフトは数える程しか無かった。

1307251.jpgTheSkyX Professional Edition
 Windows, MaOSX。Temma2その他多数。329.00$。
SkySafari Plus/Pro for Mac OS X
 MacOSX。Temma 2その他多数。19.99$/49.99$。
Equinox Pro
 MacOSX。Temma IIその他多数。59.95$

以下は、タカハシ製品未サポートソフト。
Cartes du Ciel
 Linux, Windows, MacOSXその他。フリー。
Starry Night
  Windows, MacOSX。187.46$。
Stellarium
 MacOSX。フリー。
XEphen
 UNIX,MacOSXその他多数。フリー。

で、円安も重なって高かったが(meinekoさんの過去記事によると3年前ならば199$orz)、周囲の本格派観測者が使っていて評価が高いTheSky6(Windows日本語版)の最新版ということで、TheSkyX Professional Editionを購入した。さあ、後へは戻れないぞ。
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| 霞ヶ浦天体観測隊 |

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